独立って実は、チョーーー簡単

中古住宅1件、土地2件の仕入れを行いました。順次商品化して参ります。

さて、本日は独立志望の方から色々質問を受けることが多くなってきまして、自分なりの経営論について語った硬めの文章となります。

 

3月に事務所を開いてから約8ヵ月が経ちました。

色々な事柄が起こり、色々な経験値を積むことができましたが、経営状況はというと順調な推移をしております。

利益はそれだけが全てではないですが、指標としては大変優秀な物です。具体的に言えば私がサラリーマン時代の年収の3倍くらい取っても問題ないくらいの利益水準で会社運営を行えています。

 

率直に言って1年目の会社運営としては大変「上手く」いっている状況なわけですが、これは私が商才があったとか、頭が良いとか、資産があるからとかでは無く「ある程度以上のビジネスの能力を持っている人ならば誰でもこれくらいできる」ものだと私は考えています。

規模は全く違いますが同業種を展開されている(株)ワンマンバンド代表坂田さんのブログを参照してもらいつつ、文中のセリフを引用させてもらうと、

 

>勿論大きく儲けよう、成功しよう、と思えばまた別ですが、「独立して食っていく」だけならたぶんそれほど難しいことではないのだと感じます。それはどんな商売であっても。弁当売っても、鉛筆売っても。どんな商売でもそれなりにたくさん業者がいて、多くは合理的に経営されている、とは言いがたい状態、だが食っている。
>>懸命に頭を使い、情熱をもって仕事にあたれば、平均以上に競争に勝つことはできるのではないでしょうか。そのあとの成功の度合いはあなた次第。

 

上記に尽きるのかなと思います。食えるだけでいいなら誰でも独立なんて簡単にできてやっていくことは可能、それ以上を求めるならある程度の才能・努力が必要。

 

で、更に私が食っていける以上の利益を確保することに成功しているのは、中古住宅の再生販売という足利の業者はあまり手を出さないリスクの高い事業で独立したことにより、競争が発生しない、ライバルは大手だけの温い戦場で戦えているからだと思っています。(※また、中古再生住宅の仲介も足利の業者さんはあまりやらないようで、足利市の仲介可能な再生住宅の半分以上は弊社が販売している状況です。新築に比べて説明責任のリスクが高いので、積極的に取り扱っていこうとしないようです。)

足利だけに限定しても星の数程の飲食店、美容室、接骨院、コンビニ、その他もろもろの「え、同じようなサービスの店があるのに何でここで店出したんだろ」という店舗が出来ては消え、消えては出来ています。

わざわざ競争が激しいところに出店するよりも、競争が無い分野でマッタリやれる方が絶対に利益の上がり方も、精神的な安定感も上なのになぁ~と思いますが、「自分が頑張ってきた分野」で「自分がやりたい場所」で独立してしまう習性が一般の人にはあるように感じます。

ただ、あくまで会社の本質が「利益追求」にあることを考えると、自分がそれまで勉強してきた・仕事をしてきた分野とか、なじみのある場所かとかはどうでもよくて、「儲かる仕事」を「儲かる場所」でやることが肝要です。(※もちろん、儲けよりも自身の理念を実現したい、新しい仕組みを世に出したいんだという考え方がある人は別です)

といったところで、食っていく以上の利益(成功)を確保する1つの方法として、「競争をしない」「差別化できているサービスを提供する」ことが1つの手段として取れるのかなと思います。

 

纏めると、

「独立して食っていくことは簡単、それ以上の成功は努力次第だけども多分サラリーマンでの成功(会社の社長や役員に昇進するとか)を果たすよりは(多分)とっても簡単」

「「経験がある仕事」で独立するより、「競争が少なくニーズがある」分野を探して独立することが成功の近道」

上記2点が現在の自分の経営観となります。

 

独立1年未満の若造が何言ってんだ!と諸先輩からの怒声が聞こえてきそうな内容になってしまいましたが、成功の近道は「人の猿真似」につきます。

そして、私の取り組み・やり方もほとんどが上手くいっている人たちの「猿真似」ですので、案外「零細企業経営の正解」を濃縮して体現できているのではないかとも思っています。

と、いったところで独立希望の若い世代が増えて、足利がもっともっと発展できるように祈願しつつ、独立を考えている友人たちのサポートを頑張ってまいります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です