中古住宅再生事業のカチタスがニトリとの業務提携をしたそうです。

カチタス株式の34%をニトリが取得したことにより持ち分法適用会社にし、かつ業務提携もスタートさせたというのが正確な言い回しとなります。

ついにあのニトリが不動産買取再販へ参入!

両者には色々な思惑(カチタスはAPの完全子会社で、AP自体は企業再生後、上場してからの株式売却などをして利益の確定を目指すだけの会社、ニトリはリフォーム商材の販路の獲得・工務店との繋がり・リフォーム工法の獲得のため)などあると思いますが、ひとまず投資家目線は置いておいて…。

 

カチタスのメリットとして、ニトリの家具を利用したホームステージングを行えることが挙げられると思います。

ホームステージングについてわかりやすく説明する

上記サイトでも詳しく説明されていますが、生活のイメージがつきやすい家具を配置することにより、高級感・家具付きによるお得感を演出し、売却価格を上げる・短期で売却する仕組みのことをホームステージングと言います。

 

 

東京の中古マンション再販では5年前、10年前から使われている手法ですが、地方都市の再生住宅は「そんな面倒なことをしなくても、強い競合が居ないから売れる」状態で、積極的にホームステージングの手法を使う会社はありませんでした。

しかし、地方の規模の小さな買取再販業者の中でも東京スタイルということで家具・家電付き物件として販売する会社が増え、業者ではない一般の売主様も「クロス貼替や家具・家電を付けたほうが高く売れるのかしら」なんていうお言葉を頂くようになってきました。今までは相手にならないと考えてきた業者、一般売主様の売り出す商品が強力なライバルと化してきてしまったのです。

 

といったところで、これからの地方再生住宅にも時代の流れの一部として、ホームステージングの概念は絶対に必要になってくる、というのが私の考え方です。(というか、東京の経済的トレンドが10年くらい遅れて地方にやってくるという大原則をふまえているだけですが…)

弊社も完成物件にはニトリでテーブルやワードロープなどを購入し配置し、生活のイメージをもってもらう努力をしております。(最近はほとんどリフォーム中に売れてしまうので出来ておりませんが…) とはいえ、家全体のバランスを考え、付加価値としてのコーディネートをするのがホームステージングの考え方…、そこまでは私のデザインの技量では出来ないのが実情です。

時代の流れに取り遅れないよう、そして自社の発展の為に頑張って努力をしないといけない分野だと考えています。カチタスに負けないよう頑張るぞー!(*’ω’*)

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