弊社所有テナントが火事になりました

Nスタなどの地上波系ニュースでも結構取り上げられたのでご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、足利麺さんに借りて頂いていた弊社テナントが火事になりました。周辺の皆様には大変なご心配、ご不便をおかけしました。

https://www.youtube.com/watch?v=KBcs23y7Gro

幸い、お昼時の出火だったのですぐに避難も出来、人的被害は無し、周辺の物的被害も燃え移ってしまったなどは無く軽微でした。

 

今回、大家、店子がどちらに責任があるかというのは警察・消防の方が調査中なので差し控えますが(恐らくはお互いに責任が無い・薄い原因かと思われる)、火事の恐ろしさ、凄まじさについて当事者として身に染みる思いで体験しました。

下記写真は火事1日後の店舗内部写真です。

建物の外壁はほぼ残っており、外見からは一見大分燃え残っている感覚を受けますが、内部は全て焼失、完全に立て直すしか他は無いという状態です。

 

このことからも、建物外部の外壁というのは防火性能が高いが、室内は当然ながら全て木材や燃えやすいもので出来ており、一度火事になれば何も残るものなど無いということが分かります。

人によっては火災保険にかかる毎年の固定費を嫌って、火災保険に加入しない・または家財を全くつけないという方がいらっしゃいます。しかし、実際に復旧にかかる現金資産を潤沢に持っている人でもなければ、絶対に必ず家財も含めて十分な保険金額の火災保険に加入をしたほうがよいということが、よーーーーーーーーーーくわかります。(弊社も固定費を圧縮する方針で賃貸経営を行っていた結果、同一規模で再建築するまでの費用は火災保険から支払われ無さそうな感じになっちゃいました(;^_^A)

 

また、失火法という法律には「火の元の重過失が無い限り、他人建物に被害などが出たとしてもそれを火の元に請求することは出来ない」といったものがあります。いわゆるもらい火は丸損と言われるものですね。今回火事を出してしまったのがこちらなのであまりこういったことは言いたくないですが、とはいえ一般論として周知させるべき事項なので説明しますと、重過失が無い限り一円も火の元に請求をすることができない法律となっているので、そういった場合は自分で加入している保険で対応するしかありません。となれば、火災保険にもし加入していなければその日から住む家が無くなってしまうということになります。

※全労災住まいる共済保険サイトからの引用

 

といったところで、火事の怖さ、そして火災保険の重要性を当事者として本当に身をもって体験致しました。火事になってしまったこと、これは本当に周辺の皆さんにご迷惑・心配をかけましたし、30年以上続いたラーメン屋が跡形も無くなってしまったことも悲しいです。しかし、不動産業者として恐らく足利エリア・近隣エリア・それこそ日本全国を回っても、「自社収益テナントが店子付きの状態で火事になる」といった経験をしている人間は非常に少ないハズです。

この経験は見方を変えれば非常に強い武器にもなります。火事になった瞬間からとんでもない勢いで火災保険の勉強、各種判例の確認をしていますが、当事者になって勉強するのは通常の10倍頭の中に入ってきています。これから弊社で住宅や収益物件を購入して頂く方、長い年数をかけていけば数百件、数千件となっていくでしょう。その方全員に「莫大な知識、実際の経験に伴う火災保険の大切さ、選び方」をご説明することができるとなれば、こんなこといったら不謹慎かもしれませんが、今回の損失よりも多くの利益を産み出すことができるかもしれません(笑)

 

といったところで、長年続いたぺこぺこ、及び足利麺、無くなっちゃうのはとっても寂しいし、付近の方にも残念がられると思いますが、その部分は「ハウスメディア」が新たに担っていくとして(笑) 私個人としては、これを糧にしてよりよく会社を成長させていこう、上を向いて歩いて頑張っていこう(坂本九ばりに)と思います。

 

最後に、繰り返しになりますが、近所の方々、大変なご迷惑・ご心配をおかけしました。私達家族の性格なのかはわかりませんが、落ち込みすぎている人間は誰もいませんので(笑)その部分はご安心ください。今後ともハウスメディアと私達家族をどうぞよろしくお願いいたします。

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