脅威!黒船来航か!ヴィレッジハウスについて

丁度一年程前に「西日本の雇用促進住宅を一括購入して、低い家賃・初期費用設定で賃貸業界に殴り込みをかけてきた外資系会社ヴィレッジハウス」の記事を書きました。

その後、西日本から勢力を拡大し、日本全国にエリアを広げたようで、足利でも3件程の団地で募集をかけています。

さてさて、弊社近くの足利葉鹿団地を見てみると・・・、室内結構キレイやんけ・・・(;・∀・) 外壁塗装など、外装は多大な費用がかかりますからやらないようですが、家賃をあげるくらいなら内装によりお金をかけた方が確かな効果があるでしょう。

2DKの間取りで室内がこのくらいのレベルでリフォームしてあり、価格が2万円台なら十分に競争力はあると思います。(ネックは5階建てなのにエレベーターがないことですが、それは市営・県営団地なども同じですしね。)

更に、敷金・礼金・仲介手数料・更新料・カギ交換手数料なども一切かからないのは、初期費用を捻出することができない方が増えている昨今では、非常に強みになっていると思います。

あとは、地方でどういう方法で客付けをするかが謎ですが…、物件詳細画面から即座に問い合わせができるUI、ヘルプを押すとオペレーターがリアルタイムで回答してくれたりと、合理的な外資系らしいシステムが構築されており、こういった部分は本当に勉強になります。

 

しかし、こうしたライバルも増えてくると、本当に地方で収益物件を持つというのはリスクです。情報がネットで簡単に仕入れられるようになった昨今、顧客はより安く、より質の高い賃貸物件に集まりますから、本当に頑張ってアパート経営をしなくては空き室ばかりになってしまう。恐らく、ほとんどの現在の足利の大家さんたちは「賃貸経営って儲かる」とは考えていないはずです。「賃貸経営だけは絶対やるな」と次世代に言い聞かせているのではないでしょうか(笑)

厳しい生存競争を呈してきた賃貸経営業界で、なんとか生き残っていくために日々精進するしかありませんね。家賃を下げても収益を下げないためにはどうするか、経費を無くすためにはどうするか、アパートの質を費用対効果よくあげるにはどうするか、客付けを効率的に行うにはどうするか…、勉強し続けたいと思います。

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